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1992年に「ホテル阪急インターナショナル」が創業して以来、27年もの間バーに集う人々を見つめ続けてきた「バー ケレス」。その名前について、「ケレスとは、ひときわ明るい小惑星のこと。その名にあやかって、輝く星のようなひと時を味わっていただければという思いをこめて1杯ずつお出ししています」と、長年バーテンダーを務める豊田さんが由来を説明。約6mもの高い天井に吊された豪華なシャンデリア、重厚なテーブル席が配され、洗練されたオーセンティックな空間で、まず座りたいのは毎日バーテンダーの手で磨かれた琥珀色の艶を宿したカウンター。ホテルという場所柄、女性の1人客や、初めてバーに訪れたというお客も少なくはありません。1~2人で訪れたのであれば(それ以上は、広々としたソファ席へ)、ぜひ臆することなく、落ち着いて楽しみましょう。
カウンターに座った際は、バーテンダーの方の美しい所作を眺めつつ、ちょっとした会話を嗜むのがおすすめです。お酒に詳しくないのであれば、あえて背伸びすることなく、「おすすめを…」と訊ねることから会話の糸口を。爽やかなものがいいのか、甘いのがいいのか、またベースとなるお酒の好みを伝えることで、自分にとってぴったりの1杯をいただけます。また、2カ月ごとに変わる季節感たっぷりのオリジナル・カクテルに注目することをお忘れなく。今のシーズンであれば、白ワイン、ウォッカ、コアントロー、桜のリキュールに苺のシロップを加えた「桜」が登場(4月末まで)。フルーティーで、女性好みの華やかな仕上がりとなっています。ちなみに「あの時のあの味をもう一度作ってほしい」といったリクエストもあるそうで、約15年分のオリジナルレシピを保存しているため、材料さえあれば対応してくれるとのこと。
また、実はメニューにはのっていませんが、オーダーしたくなるのがバーの名前を冠したジンベースの「ケレス」。キルシュやオレンジジュース、ライムジュース、グレナデンシロップをミックスした、さっぱりとした後口のショートカクテルです。ちなみに、シェイカーを振って、適度な冷たさで提供されるショートカクテルはぬるくなる前にいただくのがおいしさを堪能するコツ。ただ、ロングカクテルに比べてアルコール度数が強いので、「気兼ねなく、オーダーの際にご希望をお伝えください」と豊田さん。自分の好みを伝えていくことで、2度目、3度目…と回を重ねるごとに、自分にとって理想の一杯に。またカクテルだけでなく、ジャパンウイスキーの最高峰・山崎の35年ものや、海外産の稀少なお酒を揃えているので、お酒の魅力をさらに学べる場所としても最適な場所。おいしいお酒と会話を堪能して、粋なひとときを。
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